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都市ガスとプロパンガスの違いを教えてください
さて、「プロパンガスって何ですか?」で、家庭で使われるLPガスはプロパンガスだということ、
また圧縮するとボンベに詰められるので、運搬しやすくて便利なことや、
日本の総世帯数の約半数がプロパンガスを利用していることなどをお話ししました。
このページでは、そんなプロパンガスとの比較によく出てくる、
「 都市ガス 」 って何なの?その違いはなに?というのを見ていきたいと思います。
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原材料の違い ( メタン vs. プロパン )
まず、都市ガスとプロパンガスとではその原材料が異なります。
プロパンガスは、 プロパン(C3H8) を主成分にしているとお話ししましたが、都市ガスは、 メタン(CH4) が主な成分です。
発熱量の違い( 11,000キロカロリー vs. 24,000キロカロリー )
両者の違いでまず注目したいのは、その 「 発熱量 」 です。
都市ガスの熱量が 11,000Kcal/m³ なのに対して、プロパンガスは 24,000Kcal/m³ となっています。
プロパンガスの方が約2.2倍高く、発熱量の面ではLPガスの方が優れているといえます。
(※都市ガスは主原料のメタンに、少量のプロパンを加えることで熱量を調整しています。)
運搬、供給方法の違い( ガス導管 vs. 運搬車 )
都市ガスとプロパンガスとでは、供給方法に大きな相違があります。
ご存じのとおりLPガスがボンベで運搬されるのに対し、都市ガスは地下にガス導管が張り巡らされていて、各家庭に供給されるようになっています。
インフラさえ行き渡っていれば、都市ガスなら簡単にガスを供給できますし、逆にプロパンガスには、インフラを整備しにくい山奥などでもボンベを運べさえすればガスが使える、というメリットがあります。
料金体系の違い( 公共料金 vs. 自由料金 )
最後に忘れてはならないのが、料金の違い、です。
都市ガスが公共料金なのに対して、プロパンガスは自由料金です。
つまり購入するLPガス販売店によって値段が違う、ということを意味しています。
一概にどちらが良くてどちらが悪いということは言えませんが、
一般的にはプロパンガスの方が使用料が高くなる場合が多いようです。
逆にLPガスが自由料金だということは、利用者もガス会社を自由に選択して良い、
ということですから、契約される際には当サイトなどを活用して、
いくつかのガス屋さんに問い合わせたうえで、納得できる業者さんと契約するようにしましょう。